【カメラ】Leica Q2実使用レビュー|ブログ写真に最適?4700万画素・28mmの魅力とデメリットを徹底解説 「これでなきゃダメ」ではないけど、今の私にちょうどいい理由 2025

Photo & Camera

カメラブログなどを見たり読んだりすると「Leica Q2は最高の一台」「旅カメラの決定版」といった賛辞が目につきます。そういうポジティブなキーワード的なものを入れた方が、読む人の心を捉えやすいんだろうな、と思うのですが、私の場合はそういう感想を持っているわけではないです。もしあなたが、そういういう記事を期待してここに辿り着いたっていう場合はごめんなさい。ちょっと違うところに来ちゃったかも。

私は10年以上カメラを趣味として続け、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズといろいろなシステムを使ってきたし、現在も保有しています。どれもそれぞれ気に入っていて、「Q2でなければならない」と思っているわけではないのです。

ただ最近になって、「意外とバランスいいじゃないか」と思うようになり、Q2の出番が増えてきました。(今さら感…。) カメラ機材保存庫の片隅で眠らせていた時期もあったのに、今はブログ用に自然と手に取ることが多くなっています。


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📝 Leica Q2とは ― 基本情報と私の視点

Leica Q2は2019年に発売されたフルサイズコンパクト。主な特徴は以下の通りです。

  • センサー:4730万画素のフルサイズCMOSセンサー
  • レンズ:Summilux 28mm f/1.7 ASPH. 単焦点(マクロ切替あり)
  • クロップ機能:35mm / 50mm / 75mm相当へ切替可能
  • 防塵防滴:天候を気にせず持ち出せる安心感
  • EVF:高解像度OLEDファインダー
  • 動画機能:4K動画撮影対応

スペックだけ見れば「万能で隙のないカメラ」に思えるでしょう。ですが、私自身は「購入直後は自分が他に持っているカメラとのポジション争いもあり、持て余した」というのが正直なところでした。


⏳ 眠っていた時期もあった

実のところ、購入直後は「欲しかったLeica Q2を手に入れた」という満足感だけで終わってしまい、持ち出す機会はそこまで多くなかったです。ほぼ、観賞用(笑)。保存庫の隅で眠らせていた期間も長かったのです。

理由はいくつかあります。

  • 私自身、そもそもレンズは標準域以上の画角が好きなため、28mmだけを持ち歩く、ということに抵抗感。
  • チルトスクリーンやバリアングルモニターでないため、ローアングルやハイアングルが撮りにくい。
  • 4700万画素のRAWデータは重く感じることもあり、当時のPCでは処理に時間がかかる等ストレスだった

これらの要因で、どうしても他のレンズ交換式カメラに手が伸びてしまっていたのです。


⬆️ RAW現像にはAdobe LightroomとPhotoshopを長く愛用しています。


✅ 私が最近Q2をよく持ち出すようになった理由

理由を整理すると、私にとっては四つあります。

  1. 🎒 他のフルサイズ機よりやや持ち出しやすいサイズ感
     もちろんQ2は軽快なコンデジではありません。フルサイズ+f1.7レンズなので、それなりに重く、かさも張ります。ただ、交換式システムで28mmを組むよりはややシンプルでコンパクト。その“やや持ち出しやすい”感覚が、外に持ち出すハードルを下げてくれます。
  2. 🖼️ フルサイズ描写の安心感がある
     「やっぱりフルサイズは別格!」と毎回感嘆するわけではありません。むしろ「フルサイズならではの安定した描写を期待通りに返してくれる安心感」があるのです。立体感、奥行き、色や質感。大げさではなく、信頼できる描写が得られる。これがブログ用の撮影では心強い要素です。
  3. 💎 所有満足感が得られる
     ライカを持つという体験には、どこか特別な満足感があります。 ( Mシリーズ愛用者からは「Qで満足してるなんてまだまだですね」と言われそうですが…。) これは、スペックや実用性の話ではありません。 そのブランドの持つ存在感、そして道具としての美しさが、まるでお気に入りのバッグやアクセサリーのように、外へ連れ出す喜びを与えてくれるのです。 結局、そんな「好き」という気持ちが、シャッターを切る回数を増やしてくれているのかもしれません。
  4. 🚫 邪念が起こらない、起こさせない!
     レンズ交換式カメラだと、撮影中に「やっぱり標準域も欲しかったな」「望遠を持ってきたらよかった」と後悔することがよくあります。選択肢があるがゆえに迷いも生まれるのです。
     その点Q2は28mm固定。潔くて迷いようがない。むしろ「この一台で撮るしかない」と決められることで気持ちが楽になります(笑)。この潔さは、他のカメラにはない強みだと思っています。
  5. 🔍 レンズ一本で完結できる気楽さ
     あれこれレンズをどう組み合わせるか考えるのが面倒になってきた、というのも本音です。昔は大きくて重たいズームレンズや、複数のレンズを持ち歩くのが当たり前でしたが、最近は身軽に動きたい、という思いが強くなり、「一本で完結すればいいじゃないか」と思うことが増えました。Q2はそのニーズにぴったりで、上記理由4.と重なりますが、余計なことを考えずに「この一本で撮る」と決められる潔さがあります。

🌍 28mmという画角 ― 便利さと難しさ

Q2のレンズは28mmの広角。旅行やレビュー用の撮影ではとても便利です。ホテルの室内を一枚に収めたいとき、料理をテーブル全体で写したいとき、街並みをスナップするとき。スマホカメラに近い画角でもあるので、直感的に構図を決めやすいところもあります。

ただし「万能か」と言われると私にとってはそうではありません。広角特有の歪みが気になることがあるし、標準域を好む私にとってはその歪みが気になるうえに、構図の作り方にもひと工夫が必要です。28mmは“使いやすい広角”ではありますが、やはり“広角特有のクセを理解して生かす必要がある画角”だと感じています。

Q2には35mm、50mm、75mm相当へのクロップ機能があります。確かに4700万画素あるおかげで、切り抜いても十分な解像度を保てるのは魅力です。
ただ、私の感覚では「28mmで撮った画像を切り抜いたもの」と「最初から50mmレンズで撮った画像」はやはり全くの別物。クロップによって便利さは増すけれど、描写の特性まで本物の50mmに置き換わるわけではありません。

だから「クロップできるから最高!」という評価を目にするたびに、「でも描写は全然違うよね。」と内心思ってます。便利であることは間違いないけれど、あくまで28mmの延長線上にあるもの。そこに過度な期待はしていない、というのが私の感覚です。


💾 高画素4700万 ― 良し悪し問題

Q2の大きな特徴である4730万画素。これが出番を減らした理由でもあり、再び手に取るきっかけにもなった理由でもあります。

👍 良い点

  • クロップ耐性が高い:50mm相当まで切り出してもブログやSNS用途では十分な画質(描写が好きかどうかはさておき。)
  • 細部の情報量:旅行先での建築装飾や料理の質感が驚くほど細かく写る。
  • 大きなプリントにも対応可能

👎 悪い点

  • RAWデータが重い:1枚あたり80MB前後。旅行で1000枚撮ると80GB近い容量に。Q2導入前まで使っていたSDカードでは速度と容量が十分でなく、高価なSDカードに買い替えました。
  • 処理が重すぎる:以前のPCでは現像がスムーズに進まず、結局ハイスペックパソコンを買うことに。
  • ストレージを圧迫する:保存・バックアップに手間がかかり、管理が大変

JPEGだけで使う人にとってはそこまで問題にならないかもしれませんが、RAWを扱う私にとっては“扱いづらさ”そのものでした。これも頻繁にQ2を使わなかった理由のうちのひとつです。

とはいえ、最近はPC環境も整い、不要なデータはすぐに削除するようにして、無駄にハードディスクを圧迫しないようにしています。
また、モビリティを優先して「とにかく撮る機会を増やす」ことを意識するようになったことで、広角特有の歪みや、クロップしたときのわずかな描写の違和感(「これ、50mmの描写じゃない!」なんて思う瞬間)にも、だんだん目を瞑れるようになってきました(笑)。
そんな変化もあって、最近は「4700万画素も使いようだな」と感じています。
良くも悪くも、「こうでなきゃ」「ああじゃなきゃ」と自分で決めていたルールの縛りが、少しずつゆるんできたのかもしれません。


📰 ブログ写真に求めるもの

私のブログは旅行や健康、商品レビューが中心です。そこで重要なのは「読者に情報を伝えること」。

料理であれば色や質感、ホテルなら部屋の広さや雰囲気。だから私は、基本的に、ブログ写真では、できるだけ端から端までクッキリ写る写真を意識しています。

f1.7というスペックに惹かれて、とにかく背景をぼかした写真を撮りたくなる人も多いでしょう。もちろんそれが必要な撮影もあります。撮影者の意図次第。
ただ、私の感覚ではボケの多用は時と場合によっては逆効果。雰囲気は出ても、伝えたい情報がぼやけてしまうからです。
見る人に伝えたいことは何なのか、そこに焦点を当てて絞りを調整しています。


🎯 まとめ ― これじゃなきゃダメではない。でも意外と今はちょうどいい

Leica Q2は「これしかない!」という必須のカメラではありません。他の機材でも28mmは撮れるし、どのシステムにも良さがあります。


操作感や機能面、そしてもちろん使い慣れたブランドの好み等の理由から、正直言ってQ2は、私が持っている機材の中で、好みのランキング的なところで言うと、No.1ではありません。「実はこっちが好き」と言える、別の機材があります。

それでも、最近なんだかついつい持ち出してしまう理由は、

  • 🎒 他のフルサイズ機よりやや持ち出しやすいサイズ感
  • 🖼️ フルサイズ描写の安心感がある
  • 💎 所有満足感が得られる (Leicaブランドが好きなら)
  • 🚫 レンズは固定の一本だけ = 邪念が起こらない、起こさせない!

この四つが揃っているからこそ、「使わない手はない」と思えるのです。

保存庫に眠らせていた時期もありましたが、今は自然と手が伸びる。
意外と今の自分にしっくりきているから」。それが、私が最近Leica Q2をブログ用カメラとしてよく持ち出している理由です。


✍️ 追記

ここまでQ2について書いてきましたが、誤解のないように付け加えておきます。
私のブログに載っている写真はLeica Q2以外で撮影したものも使ってます。
そのときの目的や状況によって、他のフルサイズ機やAPS-C機、スマホカメラを使うこともあります。

Q2は「これ一台で全部まかなう」と決めているわけではなく、あくまで今の私の気分に“ちょうどいい選択肢のひとつ”。そういう位置づけで最近ちょっと出番が多くなっています。


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